今年のワカサギは?秋の同窓旅行(2/2)

2009年11月14日

秋の同窓旅行(1/2)

恒例の秋の同窓旅行、今年は私が幹事で群馬方面へ。

天気予報通り、土曜日は朝から大雨だった。
まず、お昼に「富岡製糸場」前の「峠の釜飯」へ到着すれば良いのでのんびり10時頃出発。
毎年色んな理由で遅刻が多い我が家も幹事家の今年は現地一番乗り。釜飯でも食べて皆を待つ。
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峠の釜飯は横川駅名物なのだが、軽井沢や、長野市内で気軽に購入できるので何となく長野県の名物と勘違いしていた。
当たり前の話だが、よく考えてみれば横川駅も横川サービスエリアもみんな群馬県にある。
そう、峠の釜飯は群馬名物だったのだ。

色々な都合でお昼時点での皆の集合状態は悪いがとりあえず、「世界遺産の暫定リスト」入りしている「富岡製糸場」の見学をする。

小学校の教科書にも出てくる有名な工場。

明治5年に建てられた国内初の官制工場で当時は世界最大規模の製紙工場だったらしい。
奥行きが140mも有るという繰糸場をはじめ、繭倉庫、外国人宿舎、検査人館、等、当時のまま残されている。
また、当時ここの工場で働いていた女工さんの待遇は非常に良く、一日8時間労働で、3食付き、もちろん宿舎も有る。さらに制服の支給や、驚くのが福利厚生で、診療所まであり医療も充実していたという。
また、賃金も能力給性で、かなり高額だったらしい。130年以上も前の工場だが、まるで近代工場のお手本のような会社だと驚かされる。

「と、ボランティアのガイドが説明していた」

でも、なんかおかしいぞ?自分の記憶の中にあるイメージと合致しない。

その答えは簡単、「製糸場」の話を聞くと誰もが思い出すのが「あゝ野麦峠」の映画話だ。原作は「あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史」という実話を元にした本である。貧乏な家庭から身売り同然で少女が出稼ぎに出て、過酷な労働をさせられていたというお話。

色々調べてみて何となく解った様な気がする。その矛盾はこんな事ではないだろうか?

明治5年に操業を始めた官制の富岡製糸場は明治26年には民間に払い下げられている。その理由は設備が大規模すぎて活用できない、お手本として作られた製糸場が、手に負えなくなってしまったのだろう。民間の製糸業も軌道に乗ってきたので、官制工場としては必要なくなったのかもしれない。

明治維新からはじまる日本の高度産業革命の中、富岡製糸場をお手本に日本各地に民間製糸場が建てられた。もちろん民間の製糸場は利益追求の為、過酷な労働をさせていただろう。今みたいに労働基準法が有るわけでもないので、「命でお金を買う」程の労働をしていた物と思われる。

その状態が明治中期〜で「あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史」になるのであろう。おそらく、民営化された「富岡製糸場」も「製糸工女哀史」と同じ状態だったと推測するのは容易だ。

ただ、日本のすさまじい高度成長の原点とも言えるこの工場が歴史的に重要な意味を持つことには変わりない。

さて、実際の見学の話。

ここでの見学は入場料を支払うと、ボランティアのガイドさんが沢山居るので、定期的に出発するガイドツアーに参加する形式が一般的のようだ。
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私たちも15分後に出発するツアーに参加することにした。ちょっと時間がある。

その間におみやげ屋さんを物色しにゆくと、その脇で糸を紡ぐ実演中だった。「座繰り」と呼ばれる古来の方法で、蚕の繭が入った鍋と木製の歯車の付いた道具を使う物だ。

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私も実際に糸を紡いでいる姿を見るのは初めてで繭から出てくる糸は一本がとても細く、それらを10本以上束ねてようやく、細い絹糸の一本になる事を、改めて確認できた。

ちょうど空いていたので子供達は皆体験させてもらい、おまけに繭を一つ、お土産にいただいてしまった。

直ぐにガイドツアーは始まるが、そのお話は大変勉強になるが、少々話は長く、冗談とかも入れずに話すもんだから子供達にはあまりにも退屈な様で、3分で騒ぎ始めた。

それでもなんとか9割程の案内を終えた(と思われる)所で、ギブアップ。

富岡製糸場は大変勉強になりました。

その帰り、製糸場の真ん前に「信州屋」という「絹しゅうまい」を売っているお店を発見。どうやらこのお店はしばしばメディアに登場している有名店らしいので試しに購入。

250円/3ヶと少々割高の「絹しゅうまい」は美味しかったんだろうが、やっぱり立ち食いではあんまりアジは解りません。
きちんと味わうのであればイスに座って、ご飯と一緒にいただくのが良いかと。

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子供達にはかなり退屈だったと思われる製糸場を後にして出かけたのが、またお勉強出来る「群馬県立自然史博物館」へ向かう。

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ここの博物館は、雨の天気予報の為に急遽予定を変更してやってきた場所だったんだけど、期待以上の施設で驚き。特に恐竜の化石の模型は圧倒的だ。ステゴサウルスに、ティラノサウルス、ブラキオサウルスらの大型恐竜が居る。国立科学技術博物館も顔負け(おおげさだが)の展示だと思う。

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それだけじゃなく、群馬県の自然や、地質的な歴史。小学生の理科の授業の標本はここで全てまかなえるんじゃないだろうかと言うほどの充実ぶりだった。信州にもこれくらいの施設が有ればいいんだけどなぁと思う。


さすがの博物館が楽しくとも、普段歩いていない私たちはくたびれてきたので今日の宿へ向かう。

今日の宿は「かんぽの宿 磯部」
サファリパークは意外と入園料が高いので群馬サファリパークとのセットプランで格安だった(と思う)。

磯部
写真を取り忘れたんで、HPからイメージ拝借。
夕食はまったく、上記写真の通りの献立で、信州と同様、海無し県の雰囲気が漂っています。

設備もそんなに老朽化しているわけでもないし、ちゃんと温泉だし。ただ、朝食は最近の格安ホテルにありがちな、ブッフェ形式では有ったが、私自身このスタイル好きなので満足でした。

皆、夜もあまり起きていられなくなりました。特にお酒が入ると駄目ですね。よく時計を見ていませんでしたが、日付が変わる前にはみんな解散でお休みでした。


djebel125 at 22:33│Comments(0)TrackBack(0)旅行 

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