キャブレタを全部バラして、パッキンの交換とジェットは交換の予定ではなかったのだが、緑の液体で詰まって全然きれいにならないんで、購入した。

さらに掃除をしたんだけど、何やらキャブレタに開けられないスクリュー(と思われる)が有る。
ネットで調べてみると、これは「エアスクリュー」であり、2stの排気ガス規制後に取り付けられたパーツの一つらしい。

この、排ガス規制が非常に厄介であり、オーバーホールを複雑にしてるのは間違いがない。
私の知っているレシプロ2ストロークのエンジンは非常に単純だ。
なのに、このバイクの燃焼期間の部分周辺には色々と余分な物がついている。
どうやらこれらが、排気ガス規制のために、途中のマイナーチェンジで、追加されたらしい。もちろん法的にクリアするためにだ。

具体的にあどういったことなのかと言うと、排出ガス規制で測定されるものは

CO(一酸化炭素):危険性は言わずもがな。
HC(炭化水素):太陽光(紫外線)に当たると有毒な光化学スモッグに変化する。
Nox(窒素酸化物):オゾンを破壊すると言われていて発がん性も非常に高い

だという。

これらの規制が1998年頃にはじまり、メーカーは対応を始めたのだが、結局2008年頃の第2次の規制で2stが全滅したという状況らしい。

ジャイロUPも同様に2008年で2stの生産を終えた。


というわけで、私の購入したジャイロの後期型は排ガス規制のパーツが付いている。ちょっと調べてみよう。


(1) マフラーの触媒の変更(HC、Noxへ対応)

(2) エアーインジェクション装置の追加(排ガスを完全燃焼させる為、2次エアを送り込む装置)

(3) A/Fコントローラーの追加(エアー/フェール・コントローラー)気温によって空気の送り込む量を変更する。

私も詳しくない為、不明な部分もあるけど、判る限り出これくらい有る。例えば(2)の為、マフラーのフロントパイプに余分な枝分かれをして、プーリーギアボックスから吸気をするパイプが繋がっている。しかも逆流の防止をする弁まで付いている。

また、A/Fコントローラの為に、キャブレタとエアクリーナーとを余分なパイプで繋がっている。さらに、こんなの要らないだろうと思われる電子式のオートチョークも付いているし。
マフラーも規制前のマフラーはもっと軽いらしい。今のマフラーは見た目以上に重たい。

これらは俺にとって、複雑すぎるから、自分なりに色々と調べてみてようやくこれらが少し理解できた。

さて、話はキャブレタに戻り、エアーの量をユーザーに調整させたくない為(濃すぎる燃料は、排ガスを汚すばかりな為)に、エアースクリューを調整不可にしてある。
もちろん、規制前は調整できたと思われるので、調整可に変更する。

兎にも角にも、まずは「D型」のネジ頭を緩める必要があるんだが、専用工具も買うのももったいない。ホームセンターで外径6mmのアルミパイプを購入。
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程よい大きさのラジオペンチで適当に挟んで、硬いところでハンマーで叩けば出来上がり。
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これでスクリューは簡単に緩んだので、パッキンを変更した。
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しかし、このまま専用工具で締めてしまえば、次回もまたこの工具が必要に有る。なので、マイナスドライバで調整できるよにのこぎりでねじ山を削ってしまう。

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さあ、これで、普通のエアスクリューになったよ。ちなみに、エアスクリューはアクセルを開けた瞬間〜の燃調に影響するらしい。

調整の幅も多少広がるだろう。