以前にもラーメンの値段っていう記事でラーメンの値段について考えてみたことが有る。

ただ、もう一回見てみようかと思ったんだけど「博多ラーメンしばらく」値上がり表がリンク切れで見られないのでもう一回調べてみた。

今度は自分で調べた。個人のネット情報ではなく、日本には「総務省統計局」ってのが合って、色々んな統計情報が公開されている。

そこで見つけたのが主要品目の東京都区部小売価格(昭和22年〜平成25年)(1950年〜2010年)

そこにはラーメン(中華そば)の小売価格が載っている。グラフにしてみると
ラーメン価格


2010年までなので約10年前までのデータだ。その後の10年は予想してみた。
2020年時点での平均700円程度・・・まあ、こんなもんだろう。もしかすると、最近のグルメブームや、「プチ贅沢」なんかの影響で、こういった大衆料理が全体的に値上がりしているようなキモするのでもう少しグラフの傾きは急になっているかもしれない。

その場合、750円〜800円となるが、この値段が「東京の平均小売」と考えるとあながち今違っていないのかもしれない。

ちなみに私の生まれた頃は約100円、安い外食をし始めた高校の頃で400円、大学卒業する頃が500円弱かぁ。

まあ、確かにそんなもんだったな。

で、最近気がついてみると、600円で食べられるラーメンはごく僅かに存在するだけで、メニューに乗っているのは700円〜800円の価格帯がメインとなっている。

値段が上がって、美味しくなったのも確かだが、もう少し2極化を勧めて安いラーメン屋も残って欲しいものだ。

いや、ちょっとまって。ラーメンだけが高くなっているような気がするが、実はそうでもないのか?
他のものの小売価格も同じグラフに載せてみよう。

ラーメン価格比較

先ほどと同じ、「ラーメン」、似たような分野の「うどん」、庶民的な魚の「さんま」、物価優等生の「鶏卵」を比べてみた。

さすが、鶏卵の優等生ぶりは目を見張るものが有るが、サンマも劣らずに安いが、ここ数年少し値上がりしているね。サンマに関しては倍くらいの価格まで値上がりしているだろう。それでもうどんラーメンに比べれば大したことない。

ではラーメン・うどんの主材料の小麦が高騰したのか?
ラーメン小麦

と小麦も加えてみたが全然そんなことはない。

需要と供給のバランスだろうか。本来は大衆食品であるラーメン・うどんに高級志向が出てきて必然的に値上がりしたんだろうか。

その原因に「激安牛丼」が関連しているのではないかと思われる。
ラーメン牛丼
牛丼(吉野家)のグラフを加えてみる。

戦後間もない1960年代は明らかに牛丼が高級品だったのだが、1980年代のバルル後半、順調に値上げを続けるラーメン達とは対象的に値上げに苦戦、迷走し、とうとう1980年には一度倒産している。

その後、無事に再建するが、完全に「牛丼は激安の軽食」としての揺るぎない地位を得てしまう。

このあたりで、麺類と牛丼の立場が入れ替わったのではないかと思われる。
ある日のランチは、ちょっと金欠な時は「牛丼」、ちょっと贅沢すると「ラーメン」とね。

・・・さて。
いむらや1
「いむらや中華そば」
現在(2018年7月)の値段でも、460円らしい。
こんな店は完全に絶滅危惧種である事は間違いない。