薪割り斧を入手ガンブルー(その2)

2020年10月13日

ガンブルー

「ガンブルー?」何だそれは?という感じなのですが、一般的に言う、黒錆加工(黒染め加工)をする薬剤だそうだ。主に錆びやすい鉄製品に加工することが多い様子。

じゃあ、どんな物かというと早速テストしてみた。
手元にあった軟鉄を潰して作った錆びサビだったネムプレートを紙やすりで錆びを落としてから、「ガンブルー」を2度ほど塗って拭き取ったものがこれ。

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加工前
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加工後

一瞬で真っ黒く錆びてくるので加工に掛かった時間は10分ほど。面白いほど黒くなった。

そう!この黒いのは鉄製品出よく見るやつだ。


有名なのが南部鉄器
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これもガンブルーで腐食した物と同じ、黒錆なのだが、錆びさせ方が違い、こちらは炭を利用し、高温に焼き上げ、酸化させるという事だ。

ああ、ダッチオーブンのシーズニングと同じだね。真っ黒にして錆びさせないようにする奴。

この作業は、南部鉄器のたこ焼き器や、ダッチオーブンなので何度か経験済みの作業だ。

高温で焼くとどうして赤錆でなく、黒錆が付くのか?とか、なんで黒錆は腐食が進まないのか?等色々不思議なことは沢山有るが、まずは赤錆と黒錆の違いを少し勉強してみた。


「鉄が錆びる(酸化する)」と一言で言うが実は色々な化合状態が10種類以上もある事が解った。
その中でも一般的に「錆」てると言われるのが

三酸化二鉄 【Fe2O3】

という「赤錆」らしいが赤錆も単一の結晶のみで出来ている訳では無く、何種類かの結晶構造で成り立っているらしい。

一方、南部鉄器などに見られる「黒錆」と呼ばれる物は

四酸化三鉄【Fe3O4】

と言う物で、表面に膜を作り、腐食の進行を止める役割があるという。

で、今回の本題である「ガンブルー」
これは鉄器の表面に上記の「四酸化三鉄」を常温で、素人が加工出来る様に作られた溶剤という事だ。100ml程度で約3,000円と、それなりの値段ながする。

もちろん、これは「塗装」では無く「酸化」という化学反応なので触ったり、擦ったりしても剥がれると言うことは無いが、1〜2nm(ナノメートル)と極薄いため、硬い物で削れば簡単に落とされてしまう。
とはいえ、傷さえ付けなければ酸化被膜は落ちないと言うことだ。

面白いので、工具を一つ持ってきて加工してみた。

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これが

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こうなる。

週末には先日の薪割り斧を加工してみたいと思う。

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ガンブルー

ちなみに、この「ガンブルー」はガン(銃)を着色するブルー(青色)の溶剤という事だろうと思われる。


djebel125 at 20:45│Comments(2)Do it Myself 

この記事へのコメント

1. Posted by Takeki Doba   2020年10月15日 18:12
当方、北海道で海際に住んでるとタイヤのホイールハウスが塩害で錆びてきますが、この方法なら錆が止まるかもしれませんね。
2. Posted by 信州人   2020年10月22日 14:48
アルミにはアルミ用の腐食剤があるので選ぶときは気を付けてください。

また、メッキ部分には効果無い為ご注意を。

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